ZBrush 2023がリリースされました!この新バージョンは、Redshiftの統合に向けた最初のステップとなる劇的な進化を遂げ、アーティストに高品質なレンダリング機能を提供します。また、新しく強化されたワークフローや、M1とM2を搭載したMacのパワーを活用するためのアーキテクチャの変更もお楽しみいただけます。
ZBrush 2023 新機能
以下の追加機能で、ZBrushでの作業を強化しましょう:
ZBrush内にRedshiftを搭載
RedshiftがZBrushに世界レベルのレンダリングをもたらします!
このインテグレーションは、ZBrushに高品質なレンダリングワークフローをもたらします。
RedshiftはZBrushのスタンダードマテリアル、マットキャップ、Redshiftマテリアルに対応し、リアリティを追加します。
さらにZBrushのネイティブのフィルターを利用し、まるでZBrushのレンダリング同様に、レンダリング後に変更を加えることも可能です。
Maxon OneとRedshiftへサブスクライブしているユーザーは、NvidiaとAppleのGPUのフルパワーを活用し、レンダリングができます。ZBrushへのサブスクライブをしているユーザーは、対応したシステムで、CPUレンダリングを活用し、ピクセルパーティーを楽しむことができます。
スカルプトツールへの強化と追加
スライムブリッジ
ZBrushのマスキングシステムを活用し、ジオメトリ同士を複雑につなぎ合わせることが可能です。
テンション、ブリッジ、毛管、ブランチをコントロールし、筋肉のような、スライムのようなつながりを2つの面の間に生成できます。
Sculptris Pro
最新の追加機能により好きな部位の密度から、SculptrisProの密度をピッカーで選べるようになりました。
ダイナミックシンメトリ
ローカルシンメトリがギズモ3Dの位置を活用し、ZBrushのワークスペース内で、中心軸からモデルを移動させてもシンメトリを維持できるようになりました。
ユーザーはシンメトリの中心線をギズモで指定することにより、ZBrushワールドスペース内のどこでも指定できるようになりました。
これにより、オブジェクトを自由に移動させ、シンメトリが活用できます。
マスク領域
複雑なマスクの形状を自動領域機能を活用し、素早く塗りつぶしましょう。
複数のマスクされたエリアから、指定エリアのみを塗りつぶすことも可能です。
最後の操作を適用
"最後の操作を適用"は、すべてのサブツールに、マテリアルのアトリビュートや、色情報など、様々な"アンドゥ"可能な操作を単一クリックにて、複数のサブツールに繰り返すことができる機能です。
Zリメッシャー
再試行
業界内でベストな自動リトポロジー機能を持つZリメッシャーが強化され、設定を保存しトポロジーの構造やポリゴン数など、別の結果との比較が容易にできる機能を追加しました。
ポリペイント維持
ポリペイント情報を維持しながら、制作中好きなタイミングでメッシュの最適化ができるようになりました。割り当てたポリペイント情報を投影して、リトポロジーされた新規メッシュにその情報が適用されます。
クリースエッジUVアンラップ
クリースエッジが自動的に効率の良いハードエッジを検知し、UVシームをどの位置に指定します。
また、クリースエッジから、UVのシームを指定することも可能となりました。
追加
- Apple Silicon対応。ZBrushはネイティブにこれらデバイスに対応し、パフォーマンスが改良されました。
- RedshiftブリッジがZBrushに含まれるようになりました。
- RedshiftマテリアルがZBrushマテリアルパレットに追加されました。
- 保存、次を保存がファイルメニュー、プロジェクトファイルメニューとツールメニューに追加されました。
- スライムブリッジメニューがツールパレットに追加されました。
- "再試行"と"ポリペイント維持"がZリメッシャーメニューに追加されました。
- "ピッカー"オプションがストローク>SculptrisProに追加されました。この機能はダイナメッシュ解像度ピッカー同様に使用できます。
- "マスク領域"メニューがツール>マスキングに追加されました。
- "作成(アンラップ)"オプションがツール>UVマップに追加されました。
- “最後の操作を全サブツールに適用”、"最後の操作をフォルダー内サブツールに適用"がサブツールパレットに追加されました。
変更点
- ローカルシンメトリ(L.Sym)がギズモの位置を中心として使用するようになりました、これにより中心位置から離れたメッシュであってもシンメトリに操作が可能となります。
- Zリメッシャーはキャッシュデータを活用し、同じメッシュに別のパラメータを使い、計算を行う場合に速度が向上します。これは密度の高いメッシュに最大の効果を発揮します。
- Zリメッシャーの様々なパフォーマンスを向上しました。
- ギズモマニピュレータの矢印をSHIFTクリックすることで、ZModelerの"カメラを垂直に配置"と同様に、その矢印に対して垂直にカメラの中心を移動するようになりました。
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ZBrush 2023.0.1 - 2023年2月1日
修正:
- ZBrushからKeyshotに送る際にクラッシュしていた問題を修正しました。
- Apple SiliconデバイスのネイティブモードでSpaceMouseが使用できない問題を修正しました。
- ベクターディスプレイスメントマップを作成時、Redshiftの非インストール時、Redshiftの関連エラーが出ていた問題を修正しました。
- Tiff画像インポート時の問題を修正しました。
- テキスト3D & ベクターシェイププラグインがMacOSで正常に利用できるようになりました。
- ZModelerで一部不足していた機能を復元しました。
- サブツールマスターのマルチアペンド、マルチ挿入機能をMacOSで使用時エラーが出ていた問題を修正しました。
- BasicMaterial2がデフォルトマテリアルに復元されました。
- MacOsで一定サイズ以上の画像がインポートできなかった問題を修正しました。
調整:
- ダイナミックシンメトリが調整され、ダイナミックシンメトリと旧式のローカルシンメトリを切り替えが可能になりました。ローカルシンメトリボタンの"Dynamic"を有効にすることで、ギズモを中心としたシンメトリを。無効にすることで、旧来のローカルシンメトリが利用可能となりました。
- マクロメニュー内にマクロを追加し、ダイナミックシンメトリのオンオフにホットキーを割り当てられるようになりました。レンダー>Redshiftメニュー内にスライダーが追加されました。グローバルイルミネーションレンダリングに関する内容はこちら
- MacOSのUIの機能性の重複を避けるため、現在コマンドキー + Wはプログラム終了に割り当てられています。旧来の仕様ではポリグループ割り当てとして利用可能でしたが、同時にプログラム終了をしていました。
- ポリグループの機能性はこちらのショートカットから除外され、代わりにWindowsと同様の"CTRL + W"により、ポリグループが割り当てられるようになりました。
- RedshiftのエラーログがZBrushで有効となり、問題解決がしやすくなりました。
MacOsを使用しているKeyshot11ユーザーへの注意事項 : Keyshotのホットフィックスがリリースされ、M1とM2の機会でライブリンクの修正がされました。ZBrushのアップデートと合わせてKeyshotのアップデートもお願いいたします。
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ZBrush 2023.1 - 2023年3月29日
ZBrush 2023の最初のメジャーアップグレードをリリースし、バージョン2023.1となりました。このリリースには、新機能とバグ修正の両方が含まれています:
追加*
- プロキシポーズサブパレットがツール>ジオメトリに追加されました。プロキシポーズは、低解像度の中間メッシュを作成し、ユーザーが高解像度メッシュをポージングしやすくし、変形内容を元のメッシュに転送できます。
プロキシポーズは、直接高解像度メッシュを変形した際に綺麗な変形が行えなかったり、高密度なためパフォーマンス低下を起こしてしまったり、有効なトポロジーを持つ低解像度メッシュがないという問題を解決します。 - "IMMから"機能がアルファパレットに追加されました。これにより、IMMとVDMブラシのジオメトリから、アルファの生成をします。
- "アルファから"と"IMMから"がステンシルパレットに追加されました。これらの機能はドロップ3Dの機能と合わせて利用可能です。
- ドロップ3D機能がドキュメントパレットに追加されました。この機能は、2.5Dモードでアルファ使用時にSculptrisProを活用し、どのメッシュの解像度であろうと、きれいなブラシの結果が得られます。
- アンドゥとリドゥ機能がライトパレットに追加されました。
- アンドゥとリドゥ機能がマテリアルパレットに追加されました。
- マーキングで指定したアンドゥ履歴と"最後を調整"とプロキシポーズが組み合わせて利用できるようになりました。
- 3Dレイヤーがプロキシポーズと組み合わせて利用できるようになりました。
調整:
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MacOs使用時、テクスチャレンダリングが改善されました。しかしながら、ハードウェアの設定、組み合わせにより、見え方が異なることがあります。
環境設定>インターフェース>UIメニューにフォントのアンチエイリアスのレベルを調整可能なオプションを追加しました。 -
ダイナメッシュ機能を適用中に、メッシュのエラーを確認し、修理しつつ、ダイナメッシュをするように改善しました。
修正:
- スタートアップドキュメント保存時、スタートアップ時のマテリアルが正常に読み込まれるのを阻害していた問題を解決しました。
- "ウィンドウ透明度"スライダーがMacOSで再度機能するようになりました。この機能はMacOSではフルスクリーンモードでない場合のみ使用可能です。
- 状況により、ローカルシンメトリがダイナミックモードであっても、ギズモマニピュレータの中心を使用していた問題を解決しました。
- Zスフィアアダプティブスキンのプレビュー表示に関連したクラッシュを解決しました。
- ダイナメッシュを有効にした、アダプティブスキン生成時、ジオメトリのひねりや、反転する問題を解決しました。
- PolyGroupItがサブツール名にスペースが含まれている場合正常に起動しない問題を解決しました。
- ムービー>書き出し時、ファイルパスに非ラテン文字が含まれている場合に失敗していた問題を解決しました。
- ワールド中央からずれた位置に配置されたFBX、ABC、DAE等のファイル形式を読み込んだ際に、意図しない位置にメッシュが読み込まれる問題を解決しました。
- 複数のZスフィアファイルを連続で読み込んだ場合にクラッシュしていた問題を解決しました。
- アレイメッシュにRedshiftマテリアルが割り当てられた状態でレンダリングした場合クラッシュしていた問題を解決しました。
* サブスクリプション・ユーザーは、"追加 "セクションに記載されている新機能を含む、このページのすべてを受け取ることができます。永続ライセンスは、修正と調整を取得できますが、新機能は次の有料アップグレードでの対応となります。
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ZBrush 2023.1.1 - 2023年5月15日
調整:
- 投げ縄選択と、マスクブラシがダイナミックローカルシンメトリと合わせて使用できるようになりました。
- GoZがAutodesk Maya 2024と3dsMax 2024に対応しました。
- Redshift Matcapプレビューを512x512から256x256へ削減しました。(レンダー>Redshiftから調整可能です。)
- ZRepeat Itプラグインが更新されました。
- USDプラグイン:一部プログラムへの読み込み / 書き出しを改善しました。
- Mayaではトランスフォーメーションのフリーズを行わずとも、USDの位置を維持できるようになり、YとZオフセット数値が正しくなりました。
修正:
- サブツールのポップアップが3サブツール以下の時にクラッシュしていた問題を修正しました。
- ダイナメッシュのポリッシュとプロキシポーズのポリッシュのショートカットキーが干渉していた問題を解決しました。
- Curve Bridgeブラシがエクスポートスケール設定を改変していた問題を修正しました。
- ギズモが選択された状態で他プロジェクトを読み込んだ際にクラッシュする問題を修正しました。
- マスクの非表示のショートカットキーが正常に動作するようになりました。
- IMMブラシとステンシル機能を組み合わせて使用した場合クラッシュする問題を修正しました。
- GoZのサブディビジョン書き出しのバグを修正しました。
- >Redshiftのレンダリング時、ライトを調整するとクラッシュする問題を修正しました。
- ステンシル機能とSculptrisProの機能を組み合わせて使用した場合クラッシュする問題を修正しました。
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ZBrush 2023.1.2
修正:
- プロキシポーズがUVを維持するようになりました。
- 一部の操作でIMMブラシがローカルシンメトリ使用時、ダイナミックモードが向こうになっていても、ギズモの中心を利用していた問題を修正しました。
- Redshiftのマテリアルで数値を直接入力するのを妨げていた問題を修正しました。
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ZBrush 2023.2 - 2023年7月20日
新機能
Anchors ブラシ
Anchorブラシがブラシパレットに追加されました。アンカーは2つのアンカーポイントを指定し、その位置関係を利用し、メッシュの素早い変形を可能とします。
スポットライトに中心値スライダーが追加されました。こちらのスライダーはブラシ>サンプル内にあります。この数値を調整することで、スポットライトで適用されるテクスチャ / アルファが外向きか、内向きに押し出されるか、またはそれら両方向に押し出されるかを調整できます。
これに関連し、スポットライトアルファぼかしスライダーもブラシ>サンプルに追加されました。
スポットライトの改善
スポットライトに中心値スライダーが追加されました。こちらのスライダーはブラシ>サンプル内にあります。この数値を調整することで、スポットライトで適用されるテクスチャ / アルファが外向きか、内向きに押し出されるか、またはそれら両方向に押し出されるかを調整できます。
これに関連し、スポットライトアルファぼかしスライダーもブラシ>サンプルに追加されました。
モーフブラシの改善
Morphブラシがアンドゥ履歴のマーカーと組み合わせて利用できるようになりました。
これにより、モーフターゲットを格納していない、アンドゥ履歴内の同頂点数、同頂点番号の形状に対してモーフ操作が可能となります。
追加:
- ブラシメニューにアンカーブラシを追加。(上記参照)
- ブラシ>サンプルにスポットライト中間値スライダを追加。(上記参照)
- スポットライト・アルファぼかし(Spotlight Alpha Blur)スライダをブラシ(Brush)> サンプル(Samples)に追加。(上記参照)
調整:
- ツール>コンタクトが改良され、トランスポーズアクションラインを描くことで、一つのサブツールからもう一つのサブツールにスナップすることが可能となりました。
それぞれの接点をC1、C2、C3ボタンに格納していき、適用ボタンを押すことで結果を反映します。より精密操作は3つの接点を指定することが必要です。 - モーフブラシが強化されました。(上記参照)
修正:
- カーブブラシの種類の一部を使用時、カーブブラシ全体を回転する際に妨げとなっていた問題を修正しました。
これにより、編集中のIMMカーブをCTRLキーを押しながらドラッグすることで、挿入するIMMカーブ全体を回転できるようになりました。
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新規!
ZBrush 2023.2.1 - 2023年8月3日
このHotfixでは、前回のアップデートに関するいくつかの問題が修正されています。
修正:
- ナビゲーション入力とキャンバス入力を同時に送信すると、スペースマウスがモデルをキャンバスにスナップショットさせていました。
- 一部のWindowsシステムで、スクリーンセーバーの実行中にクラッシュすることがありました。
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