個人ワークステーションおよびレンダーファームノードにおけるRedshift GPU・CPUライセンスの運用方法

Ronald McGlynn
Ronald McGlynn
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レンダーファームや個人ワークステーションの構築時

Redshift のライセンスモデルを正しく理解しておくことは、予算計画において非常に重要です。

基本ルール:1台のマシンにつきライセンスは1つ

GPUごとにライセンスを購入する必要はありません。

Redshiftはマシン単位のライセンスモデルを採用しています。つまり、1つのライセンスで1台の物理コンピュータ(または仮想マシン)上のRedshiftレンダリングが許可され、そのマシンに搭載されているGPU数は問いません。

 

ハード構成と必要ライセンス数

ハード構成 必要ライセンス数
ワークステーション(GPU1基) 1ライセンス
ワークステーション(GPU4基) 1ライセンス
レンダーファーム:5台(各GPU2基) 5ライセンス(ノード1台につき1つ)

 

技術的詳細と制限

1セッションあたりのGPU利用上限
ライセンスはマシン内の全GPUをカバーしますが、Redshiftは1回のレンダリングセッションで最大8基のGPUまでしか使用できません。9基以上のGPUを搭載している場合でも、単一インスタンスでは同時に8基までしか利用できません。

同一マシンで複数セッションの同時実行
ライセンスはマシン単位のため、同じマシン上で複数のRedshiftインスタンスを同時実行しても追加ライセンスは不要です。

例:GPU4基のマシンで、ジョブAに2基、ジョブBに2基を割り当てる構成で同時レンダリングが可能です。これも1ライセンス内で利用できます。

システムRAMに関する注意
複数セッションを同時に実行すると、VRAMだけでなくシステムRAM(メインメモリ)に大きな負荷がかかります。各レンダリングインスタンスは、シーンの準備や管理のために個別のメモリオーバーヘッドを必要とします。
同時セッション運用を計画する場合は、(GPUのVRAM合計)×2×同時セッション数程度のシステムRAM容量を確保することを推奨します。

異なるGPUモデルの混在
Redshiftは1台のマシン内で異なるモデルやVRAM容量のGPUを混在させても問題なく動作します(例:GeForce RTX 4090+RTX 3080の構成)。この場合でもライセンスは1つで済みます。

詳細なハードウェア条件は、Maxon製品のシステム要件をご確認ください。

 

レンダーファームとTeam Render

Redshift GPUによるネットワークレンダリングの場合も、レンダーノードごとに1ライセンスが必要です。

Cinema 4Dユーザー向け注意点
Cinema 4Dのサブスクリプションには、メインワークステーション用のRedshift GPUライセンスが1つ付属しています。ライセンスの移動は可能ですが、同時使用はできません。つまり、Cinema 4DをAマシンで起動し、BマシンでそのGPUライセンスを使うことはできません。

Team Render ClientやCommandline RendererでRedshift GPUを使用する場合は、各マシンごとに個別のRedshiftライセンスが必要です。Redshift CPUレンダリングは、追加ライセンス無しで利用できます。

 

Team Render ユーザー向け重要情報

Cinema 4DのTeam Render Clientには、GPUレンダリング用のRedshiftライセンスは含まれていません。
メインマシンにライセンスがあっても、Redshift GPUでレンダリングを行う各ノードに有効なGPUライセンスがなければなりません。

GPUライセンスを持たないノードがGPUレンダリングを試みた場合、レンダリングは失敗するか、Redshift CPUにフォールバックします。

 

適切なライセンスの選び方

導入時には、Redshift GPUが含まれるライセンスか、CPUのみかを必ず確認してください。CPUレンダリングのみなら追加コストは不要ですが、GPUを利用するには専用ライセンスが必要です。

製品 / ライセンス Redshift GPU対応 Redshift CPU対応
Redshift Standalone
Cinema 4D
Maxon One
Commandline Renderer(Cinema 4DまたはC4D+Redshift契約) ❌(GPUは別途必要)
Team Render Client(Cinema 4DまたはC4D+Redshift契約) ❌(GPUは別途必要)

ポイント

  • CPUレンダリング(Team Render Client / Commandline)だけの場合は追加ライセンス不要
  • GPUレンダリングを行う場合は、各ノードに個別のRedshift GPUライセンス(またはMaxon One / Cinema 4Dライセンス)が必要です

 

ライセンスの移動方法

Redshift GPUライセンスを別のマシンへ移動する場合(例:ワークステーションからレンダーノードに移動)、Maxon Appを使用します。

  1. 現在ライセンスを保持しているマシンでMaxon Appを起動
  2. Licensesタブを開く
  3. Redshift(または対象アプリ)のTransferボタンをクリック
  4. 移行先のマシンでMaxon Appにログインし、ライセンスをアクティベートする

詳しい手順は「サブスクリプションを異なるコンピュータ間で移動する方法」を参照してください。

 

Redshiftの旧バージョン・別バージョンの入手方法

現行および過去のRedshiftバージョンは、以下のページからダウンロードできます:
Redshift の最新バージョンおよび過去バージョンの入手方法について

 

ライセンス構成やレンダーファーム設定についてご不明点がある場合は、サポートチケットを送信してください。担当チームが設定や構成のサポートを行います。

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